子供向け?いいえ、そんなことはありません。感覚ミュージアムに行ってきた
先日、宮城県大崎市にある『感覚ミュージアム』に行ってまいりました。
当初は子供向けの施設なのではないかと少し危惧していたのですが、実際は現代アート的な作品に触れることができる、子どもはもちろん、大人も楽しむことができる施設でした。
アクセス
JR岩出山駅より、徒歩で7分。私の場合は仙台駅から出る鳴子温泉行きの高速バスで『岩出山総合支所前』で下車して徒歩10分ほど。
岩出山という地域は伊達政宗が仙台に移るまで本拠を置いていた地域で、岩出山城址や、城下町だった雰囲気を感じることができる。
歩いてみて周辺は畑と工場しか見えて来ず、通り過ぎる車はまばらで歩行者とは誰ともすれ違わない。「なにもないぞ。」と不安になってきたときに周りと少し雰囲気の違う区画が見てくる。それが『感覚ミュージアム』。
施設
建物は弧を描くような形をしています。
会館は9:30から。入館料は一般で500円。一番に入ることができました。
展示
『感覚ミュージアム』という名前の通り、五感をテーマとした施設で、ただ鑑賞するというよりも、アクションを起こして体感するという展示物が多くあります。
館内入口付近にある大きな器具。ペダルに両手両足をかけて漕ぐことでチョークが上下左右に動き、巨大な黒板のような壁面に線を描くことができます。手のハンドルが上下で足のハンドルが左右となっています。
周りに人がいなかったので、やってみましたが、左右の線がなかなか難しい。
同エリアにさまざまな素材を作って作られた創作楽器のコーナー。子供たちに凄いうけていました。
他の展示は、ブースごとに闇や光、音や香りといったテーマごとに区切られていて、樹林の香りを体感できる作品や、光ファイバーを用いた光と造形の作品、床に流れる水面の波紋を天井に投影した作品など、バリエーションに富んでいます。
私個人の一番気に入った展示は流れる影の重なりと色を床に投影することで、移ろい行く四季を表現したものが印象に残りました。じっと影の動きを追っていると無心になって、いつまででも見ていられます。
ざっと回って小1時間ほどで見ることができ、大きいところではないですが、個性的な展示を楽しめる場所でした。
建物2階からの風景。
建物裏の河川敷。11月にはここで東日本最大のバルーンフェスティバルが開催されます。