また塩釜行ってきたけど、目的地は塩竈市杉村惇美術館
塩釜市にある塩竈市杉村惇美術館。この度、案内を頂いたので行ってきました。せっかく塩釜まで行くのだから塩釜神社にも一緒に参拝してきました。
時期は5月下旬。天気は快晴。いや、快晴すぎる。
雲ひとつないとはこのことを言うのかというぐらい天気の良いお出掛け日和でした。
ちなみに前回の記事はこちら「塩釜神社行ってきたけど、旧亀井邸がすばらしい」
塩釜神社
塩業、漁業の守護。家内安全、延命長寿、交通安全、厄除け、特に安産守護の神として全国的に有名な塩釜神社。
今更ですが、神社が配布しているパンフでは「鹽竈」という絶対かけないような字で表記されています。難しすぎるので「塩釜」でいいですね。
地元の人たちからは「しおがまさま」と呼ばれ、親しまれています。その「しおがまさま」まで来たらやはりこれを登らなくてはならない。表坂の202段の階段。
遠目ではそれ程ではありませんが、近くで実際に上ってみるとその険しさを実感します。
登り切った先は別の空間に来たような、神聖な領域に足を踏み込んだ気持ちになります。
かろうじて残っていた天然記念物の塩釜桜。ひとつの花に30~50枚の花弁がつくのが特徴。見ごろは5月上旬ごろということで、少し来るのが遅かったです。
この後、お気に入りの「旧亀井邸」も見ていこうと思いましたが、あいにくの閉館日。
御釜神社
本塩釜駅と塩釜神社の中間地点ぐらいにある「御釜神社」。塩釜の名前の由来となった釜があるというとても小さい神社。
塩の作り方を伝えた神様を祀っている神社で、枯れることも、溢れることもない不思議な釜を安置しています。
ややミステリースポットです。
塩竈市杉村惇美術館
御釜神社脇の坂を登っていき、丘の中腹に今回の目的地「塩竈市杉村惇美術館」に到着しました。
こちらは公民館兼美術館となっていて、1950年に洋風建築の公民館として建てられ、2014年に建物をリノベーションして塩釜市ゆかりの洋画家杉村惇画伯の美術館を併設。当時のレトロな建物で特にアーチ型の大講堂が特徴的です。
入館料は一般500円。これで常設展と企画展に入ることができます。
常設展は杉村惇画伯の作品、港町だけあって漁具や港の風景などの静物や人物、風景。アトリエを再現したブースが設けられています。
企画展は若手アーティスト支援プログラムVoyage「日々是好日 -根づくもの 脈々と」鈴木祥太・浅野友理子 二人展」
お二人から案内を頂きまして、ありがとございます。
窓から日差しが差し込み、外の竹林が風に揺れる光景が非常に落ち着く空間でした。少しの間ふたりの作品をぼーっと眺めて過ごしました。
支援というだけあって、塩釜市がメディア等様々な形でこの展示をPRしているのが、うかがえました。なかなかの力の入れようです。
途中の商店街にもこの展示ののぼりが出ている光景には驚きました。塩釜市やるじゃあないか。
港町の文化と歴史を感じることのできた小旅行でした。商店街の和菓子屋で塩釜桜をモチーフにしたお菓子をお土産に買って帰りました。
また何かの良い展示があれば来たいものです。