0円でめぐる駅中アート
わざわざお金を払って美術館に行かなくても、実は我々が普段から利用している駅の中にはたくさんのアート作品が点在しております。
それらの作品は有名な作家やデザイナーの方が手がけたものであり、かなり見応えのあるものなのです。
しかし、作品が飾られていることは、知られているようで、「えっ、あったんだ。」というようにあまり認知されてはおりません。
都内の巡りやすいところをピックアップしてみました。
せっかく年中無休の美術館があるのであれば、お時間のあるときに巡ってみてはいかがですか。
上野駅の中央改札の切符売り場の上には、一昨年、お亡くなりになりましたが、日本画壇の中心的な人物だった平山郁夫氏の巨大な作品「日本のふるさとの花」と題するステンドグラス作品。
次に新宿3丁目駅にはブックカバーやジュエリーデザインも手がける山本容子氏の不思議の国のアリスのこちらもステンドグラス作品。
同じく新宿の東新宿駅にグラフィックデザイナーで芸工大、教授の中山ダイスケ氏の作品があります。
明治神宮前駅に最近テレビにもよく出演されている書道家の武田双雲氏の作品。
渋谷駅のマークシティに、アート集団によるらくがき騒動で話題にもなりました、岡本太郎氏の「明日の神話」という高さ5.5メートル横30メートルという巨大な壁画。
最後に、駅ではなく空港ですが、羽田空港第2ターミナルビルの中に、音楽家の千住明、真理子氏のお兄さん、京都造形大学学長の千住博氏の「ウォーターフォール」が飾られています。
駅といいますと足早に通り過ぎるだけで、結構見ていないものです。最近の駅というのは改装が進みだいぶきれいになっています。
また、東京メトロなどは「通過点だけではなく、ゆとりと潤いのある空間」をコンセプトにパブリックアートを展示していたり、大江戸線は壁や照明、レリーフに凝った、駅そのものをデザイン性を持たせようとする試みなど様々に展開されております。
無休の上に観覧無料、凝った駅の演出を楽しんでみてはいかがでしょうか。
えっ?移動にはお金はかかりますよ。