はじめての確定申告を10分で終わらせたポイントをふりかえってみる
2月4日から3月15日は所得税の確定申告の期間です。
先日、初めて確定申告をしてきました。めんどくさいと言われている作業がスピーディーに片付いたので、そのポイントをまとめました。
そもそも確定申告をする必要のある人というのは、どういう人かというと
給与所得者の場合
給与の収入金額が2,000万円を超える人や、給与・退職所得以外の所得金額が20万円を超える人、給与を2か所以上から受けている人など。
給与所得者以外の場合
所得金額が38万円を超える人、事業をしている方や不動産収入があるか人、土地・建物や株式等を売った人等で一定の要件に当てはまる人。
一般の会社員は会社で年末調整をやってくれるため、確定申告をする必要はありませんが、私の場合は一般の会社ではなかったので確定申告をする必要が発生したのです。
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1.事前準備をしておく
申告の手続きが手早く片付いた理由として、何より事前の準備にありました。 申告に必要となる源泉徴収票と控除証明をまとめておき、申告書は自分でできる限り作成していったことで、当日時間がかからずに済んだといえます。
申告書は下記のサイトで作成することができます。平成24年分【確定申告書等作成コーナー】
【作成開始】を選択
【書面での提出を選ぶ】を選択。ちなみにe-Taxは電子証明書とICカードリーダーが必要となります。e-Taxで申告するには手続きが必要となるようです。
利用環境を確認しチェックボックスにチェックを入れる。
【所得税の確定申告を作成】を選択
申告書を選択します。サラリーマンやOLなどの所得の種類が一定の人は左の申告書Aを。年末調整が済んでいない私は、右の申告書Bでした。
生年月日入力後、所得・所得控除等入力画面になります。
まずは収入金額等から【給与】を選択
【源泉徴収票の見本を表示する】で見本と照らし合わせながら、自分の源泉徴収票の金額、支払者情報を入力していく。
所得から差し引かれる金額から【社会保険料控除】を選択。
会社の給与から、年金と健康保険が差し引かれている場合には、入力の必要ありませんが、自分で支払っている場合には入力します。他にも生命保険等、控除の対象となるものがあれば同じように操作します。
後は住民税や、納税地、住所・氏名の入力し、印刷。
2.確定申告会場へ
この時期、各地域で税務署以外に確定申告会場が設けられ、そこで申告書の作成、提出が行えます。
印刷された申告書とその控え。源泉徴収票と控除証明書(領収書等)、印鑑をもって、確定申告会場へ行きましょう。ちなみに申告書の控えにも確認印を押してもらうので忘れずに。
私が確定申告に行った日は平日の午前中で、小雪が降る天気でした。人間心理として早い時間から、しかもあまり天気が良くない日は億劫になるもの。
そのためか、思っていたほどの混雑ではありませんでした。と言っても申告書作成場の卓は8割ほど埋まっている状態。申告時期が後半になればなるほど混み合うという話を聞いたことがあります。
会場にて、係り員に申告書をあらかじめ作成してきた旨を伝え、源泉徴収票と控除証明書等を計算して、確認してもらいました。間違いがなければ、係り員が確認したことを証明する判を押してもらい、提出して完了です。 指導してもらいながら、手書きでゼロから作成している人を横目で見ながら、あっという間の申告作業でした。
還付金は大体2、3カ月後ぐらいに振り込まれるとか。
3.まとめ
- 必要書類を前もって準備
- 事前準備で申告書を作成
- なるべく早い時期
- 平日午前の天気の悪い日
本来、会社でこういった事務を行ってくれるというのであれば、それに越したことはありませんが、自分で作業することとなり、色々と不安もありましたが、大変勉強になりました。
以前、知り合いの作家さんが作家活動の確定申告の話をされていました。作品の売り上げや、展示費用、材料費等を申告しているとのことです。
美大で作家としての経理を指導すればよいと思うのですが、いかがでしょうか。私も作家としての確定申告の方法を学びたいものです。