塩釜神社行ってきたけど、旧亀井邸がすばらしい
奥州一ノ宮として1200年以上の歴史を持つ塩釜神社。宮城県塩釜市にあり、塩釜港を見下ろす高台にある。一ノ宮とは由緒正しく、信仰のあついその国で一位とされるものとか。その塩釜神社に行ってきました。
アクセス
仙台市街から北に位置しており、表坂までは仙石線、本塩釜駅から徒歩で12分。東北本線、塩釜駅からは10分。港町だけあって、海産物のお店がたくさんあった。
表坂
202段ある急な階段。ついこの間もこのような階段を上ったような気がする。自信のない方は幸い裏から車で回りこめるルートもあるので安心。
3月のお祭りの際には数トンはある神輿を担いで駆け上るのだとか。恐ろしい。
本殿
長い長い階段を上ってきただけに、別の世界に来てしまったような気分。神聖な空気が漂っています。
本殿、拝殿は国の重要文化財に指定されている。パワースポットとしても名高く、悪運を浄化してくれるのだとか。
塩釜港を一望
同一の境内にある志波彦神社の前から塩釜港が見える。手前の庭園は桜や紅葉で大変有名。
大正ロマンあふれる旧亀井邸
さて参拝も済んだし帰ろうと、表坂とは反対側の緩やかな裏坂を下っていたところ、わき道に旧亀井邸という邸宅を発見しました。入場無料で一般公開されています。
旧亀井邸とは、総合商社カメイの初代社長が大正時代に建築した邸宅。
伝統的な和風建築と西洋建築を併用して作られた「和洋併置式住宅」というもので、建築史的にみてもかなり貴重な建物。
どこか懐かしさを感じつつも、古臭さみたいなものを感じさせない。建売のようないかにも量産型ですというものとは一線を画する。
随所にこだわりを感じる細工が施されていて、例えば、襖の取っ手や窓枠のデザインに遊び心がある。
窓から見れる松の木の枝ぶりや、塩釜の景色も趣があっていい。
文豪が頭をぼりぼりやりながら執筆に没頭してそうな、どこをとっても絵になると感激してみて回りました。
将来住むならこういう家が良いと思うというよりも、もはやここに住みたいと後ろ髪を引かれながら帰りました。