【青森の美術館】棟方志功記念館に行ってきた
青森県立美術館の他に青森市内にある美術館、「棟方志功記念館」もルートバスねぶたん号の流れで併せて見てきました。 青森が生んだ世界的な版画家、棟方志功の文化勲章を受章した記念に建てられたそうです。
アクセス
青森市のほぼ中央辺りにあり、JR青森駅、またはJR新青森駅からバスで20分ほど乗車。または「あおもりシャトルdeルートバスねぶたん号」が便利。
建物
東大寺正倉院などに用いられている校倉造を模した造りとなっていて、建物前には立派な日本庭園があります。
この日は運悪く庭園の冬支度の作業中というのと、あいにくの天気だったので、拝見するのは遠慮しましたが、紅葉の季節であれば見ごたえがあっただろうと思います。
展示内容
決して大きい美術館ではなく、展示室は二つ。版画、油彩、書など作品数も30点ほどと多くはない。棟方志功の作品を一つ一つをじっくり見てほしいという思いが反映されています。
青森県立美術館のモダンな雰囲気とは一転、落ち着いた雰囲気で時間が止まっているような気さえします。歩き疲れていたので、ここで一息休憩。
受付横に棟方志功の説明ビデオが設置されていて、約30分程度の映像で制作の様子を見ることができますが、その制作風景が興味深い。
極度の近眼だったということもあって、版に顔をすりつけるようにして、バリバリと版を削っている光景はまさに無我夢中といった言葉がぴったりあう。この情熱に少しあやかりたい。
棟方志功の版画を元にしたスタンプが館内に設置されていて、来場者は押すことができる。
棟方志功の命日9月13日と、文化の日11月3日は無料開館される他、青森県立美術館のチケットの半券を見せると入館料が100円引きになります。